日本各地で開催される音楽イベントもアーティストにとってのお披露目の場のひとつです。こちらでは日本各地で開催される主要な音楽イベントを紹介します。
Japan A cappella Movement
毎年11月に開催されている日本最大級のアカペラの祭典であり、「JAM」の愛称で親しまれています。当時筑波大学のアカペラサークルに所属していた日本のアカペラボーカルグループ「RAG-FAIR」のメンバーである奥村政佳らにより、1999年に発足。原則としてアーティストはジャンルを問わず参加可能ですが、毎年200件を超える応募のなかからオーディションを勝ち抜いた10組のバンドに対し出場資格が与えられます。イベント自体は関東圏の大学のアカペラサークルに所属する大学生や社会人の有志により運営されており、それゆえ開催も関東に限定されますが、遠方で参加できない方は、イベントをテレビを通じて観覧することができます。
神戸ジャズストリート
日本におけるジャズの発祥地である神戸にて、1981年以降、毎年10月に開催されている音楽イベントです。オランダのジャズイベント「ブレダ・ジャズフェスティバル」と提携しており、ブレダでの受賞者が神戸ジャズストリートに招待されます。三宮、北野坂、トアロード周辺の教会やホテル、パブなどにて国内外のアーティストによる即興演奏を堪能することができます。同様のイベントとして、ジャズの日である毎年4月4日に「KOBE JAZZ DAY」、毎年5月には「KOBE JAZZ FESTIVAL」が開催されており、併せてジャズをお楽しみください。ジャズの神戸発祥については、1923年、日本で初めてプロのジャズバンド「井田一郎とラッフィング・スターズ」が神戸で誕生したことに由来します。
シンガーズセレクション
2013年以降、月に2~3回のペースで、東京都内のクラブやライブハウスを中心に開催されている音楽イベントです。”若手シンガーの登竜門”として位置付けられており、巷では「シンセレ」の愛称で親しまれています。イベントにはTBS系列ドラマ『タンブリング』の主題歌を提供した「Honey L Day」、名曲「青いベンチ」のサスケも出演しています。2013年2月、作曲家の真平と若手シンガーとのセッションのために江古田クラブドロシーで開催したのが始まりであり、それ以降はアクセスに便利な渋谷や新宿にてイベントを開催しています。当初は男女混合で開催していましたが、近年では男性アーティスト、女性アーティストに分けて開催しています。