ゲーム音楽の歴史に名を残した「ドラゴンクエスト」シリーズでお馴染みのすぎやまこういち氏、ファイナルファンタジー」シリーズの生みの親である植松伸夫氏、多種多様なジャンルに挑み続けるagehaspringsの玉井健二氏。こちらではゲーム分野で活動する音楽プロデューサーを紹介します。
すぎやまこういち
ゲーム好きなら知る人ぞ知る作曲家のすぎやまこういち。人気シリーズ「ドラゴンクエスト」ではほぼすべての作品を担当しており、すぎやまこういちとドラゴンクエストとは深い縁で繋がれています。
かつてはザ・ピーナッツやザ・タイガースのヒット曲を手掛けましたが、ゲーム好きが高じてゲーム音楽作曲家に転身して30余年、「最高齢でゲーム音楽を手掛けた作曲家」としてギネス世界記録にも認定されました。
ちなみに、ゲーム音楽作曲家としてのデビュー作は「ウィングマン」になります。「ドラゴンクエスト」シリーズ以外にも、「風来のシレン」シリーズなど、スーパーファミコンの黎明期に数々の作品を担当しています。
現在は日本カジノ学会理事、日本バックギャモン協会の名誉会長を務めています。
植松伸夫
「ファイナル・ファンタジー」シリーズの音楽の生みの親として知られるゲーム音楽プロデューサーの植松伸夫。株式会社スクウェア(現. 株式会社スクウェア・エニックス)入社後、「ファイナル・ファンタジー」シリーズをはじめ、「クロノ・トリガー」「など、約30作のゲーム作品の楽曲を手がけました。
また、サラリーマン時代には、「ファイナル・ファンタジー」シリーズに登場する黒魔道士にちなんだロックバンド「THE BLACK MAGES」(2010年8月に解散)を結成し、「ファイナル・ファンタジー」シリーズの戦闘曲やテーマ曲などを収めたアルバムを発表。数々の音楽イベントで楽曲を披露しました。
脱サラ後は新会社「SMILEPLEASE」や自主レーベルを「DOG EAR RECORDS」を立ち上げ、創作活動を行っています。
玉井健二
国内のみならず、海外の音楽通からも根強い支持を集める音楽プロデューサーのひとりです。高校時代に同級生らとインディーズバンド「Re-selve」(レセルブ)を結成し、インディーズバンドとして初の大阪厚生年金会館でのライブを果たしました。
バンドを脱退後はソロ活動、ソニー・ミュージックレーベルズ(エピックレコードジャパン)入社を経て、音楽プロデューサーとしてクリエイター系プロダクション「株式会社agehasprings」を設立。
現在はアーティストのプロデュースの枠にとどまらず、アニメ、映画、ゲーム音楽、CMなどにおいてマルチな才能を発揮し活躍しています。